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カウント3が聞こえるその日まで

誰があいつを止めるのか。【BEST OF THE SUPER Jr.26 Aブロック開幕戦】

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“令和”最初のスーパージュニア!BEST OF THE SUPER Jr.26が開催され、去る5月13日、14日には開幕戦が行われた。毎年思うのだが、新日ジュニアの試合レベルはクオリティが非常に高い。それをBOSJで毎度思い知る。今回の開幕戦も、まさに史上最高の戦いが繰り広げられた。

 

Aブロック公式戦 タイガーマスク VS TAKAみちのく

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BOSJ26の初戦はベテラン同士の対決で幕を開けた。巧みで見応えのあるバトルが徐々に場を盛り上げていく。

 

注目したのはTAKAがザックからインスパイアしたと思われる複合関節技を繰り出したときである。「オリエンタル・ナパーム・デス」なのか「ジムブレイクスアームバー」だったかは相変わらずわからなかったが、この大会に向けて新たな技を身に着けてくるところに、「ヘイト買ってなんぼ」と言っていたTAKAの執念を感じる。

 

TAKAは試合こそ負けてしまったが、「関節技は苦手」という鷹木信悟の弱点をつくのはひょっとして..、と怪しい期待を感じさせる一戦だった。

 

金丸義信 VS ティタン

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タッグパートナーであるエル・デスペラードがいない今、悪の華としてスポットライトが当たるべきテクニシャンは金丸だろう。その仕事人っぷりはシングルでもいかんなく発揮される。

 

ティタンの派手な攻撃を封じ、スカし、狡猾な試合運びを見せるまさに「ヒールマスター」の異名にふさわしい金丸の試合運び。終盤で奥の手、毒霧ならぬ酒霧の避けられっぷりは伝統芸能。今回はティタンに花を持たせる結果となったが、このままでは終わらないだろう。

 

マーティー・スカル VS ジョナサン・グレシャム

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プロレスラーにとって入場はとても大切なアピールポイントであると私は思う。入場は音楽で言うところの「イントロ」のようなもので、入場曲、コスチューム、その立ち振舞でまず観客の心を掴むことができるか、「こいつは何かしてくれそうだ」と期待を抱かせることができるかが入場の肝なのだ。

 

その点を踏まえて、私はマーティー・スカルの入場がかなり好きである。静かで、何処か不安めいたピアノの旋律から始まる入場曲。狂気じみた映像。独創的なコスチューム。お世辞にも大柄とは言えないこの男に、観客は危険で素敵な匂いを嗅ぎ取ってしまう。

 

ROHらしく握手を交わして始まった試合はお互いが得意のサブミッション、グラウンドテクニックを見せつけ合う高度なレベルの試合となり、最後はマーティー・スカルが勝利を収めた。

 

今シリーズの途中では「ジ・エリート」として行動を共にしていたケニー・オメガやヤングバックスたちが、AEW旗揚げ戦・ダブルオアナッシング(5月25日)を開催する。

ついに本格的に始動するAEWにマーティーがどう関わってくるのか。そして「4人目の仲間を探している。」というヴィランエンタープライズの動きも今シリーズの注目点である。

 

鷹木信悟 VS SHO

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「俺はジャイアンガキ大将 天下無敵の男だぞ。」

試合前のインタビューで、鷹木は自身のことを国民的アニメ「ドラえもん」のキャラクター「ジャイアン」に例えた。

 

Aブロックのテーマは「誰が鷹木信悟を倒すのか」これに尽きると思う。新日本プロレス参戦から約7ヶ月、誰からも敗北を喫していない男。無敗、無敵、無双の昇り龍。鷹木信悟は新日ジュニアにおける「ベルトを超えた存在」といっても良いかもしれない。

 

その鷹木信悟に参戦以来、ずっと牙を向いているのがSHOだ。幾度ものタッグマッチを経て、この二人の因縁はただならぬものに変貌していった。鷹木信悟ジャイアンならさしずめSHOはのび太だろうか。

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終盤はこのシーンが脳内に浮かんだ。

 

試合は期待通り、いや、斜め上を行くパワー、スピード、スピリットのぶつかり合い。何度も肌を合わすにつれ、鷹木信悟にも余裕の表情がなくなってきたかと思えば、そこからさらに本当の強さを見せつけていく。

 

打倒鷹木の野望を胸に、SHOは体も技もどんどん強くなっていった。その姿をずっと見て来たものだから、「遂に鷹木超えなるか?」と期待したが、その思いはパンピングボンバーで吹っ飛んでしまった。SHOを強くしたのが鷹木信悟なら、それを叩きのめすのも鷹木信悟。出る杭をわざわざ作ってから思いっきり打つのがガキ大将の流儀なのだ。

 

メインイベント ドラゴン・リー VS 石森太二

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メインイベントは、IWGPJrの現王者VS前王者というタイトル戦の完全リマッチである。

鷹木とSHOがセミで盛り上げすぎたんじゃないかと少し心配になってしまったが、彼らの前では杞憂だったようだ。

やはり、この二人もジュニアの中では頭一つ抜けている。体も技もどれをとっても一級品。類まれなる身体能力を持って生まれたものが、それにあぐらをかくことなく鍛錬を積み上げてきた結果がこの試合なのだ。

 

今回軍配が上がったのは前王者の石森太二。ベルトをもって故郷に錦を飾ることは叶わなかったが、試合後の「俺、多賀城出身だから、仙台に帰って来れて、すっげぇうれしいべ!」というマイクは観客にとってはどんなベルトよりも輝かしいプレゼントだったであろう。

 

石森太二鷹木信悟は、内藤哲也飯伏幸太と同い年、いわゆる昭和57年会のメンバーである。これからはこの年代がプロレス界を活性化していくのだ。ジュニアの未来もまだまだ明るい。